龍王岳の南面は乱立する小リッジが主たる構成である。岩の量は多いのだがリッジ上の岩が不安定なのが珠に傷。そんな龍王岳南面にあって岩が硬くて快適なクライミングが楽しめるのがⅢ峰ジェードルだ。硬いクラックで安心して支点が取れてホールド豊富で傾斜の強いフェースクライミングが楽しめる。そして花崗閃緑岩のフリクションは最高でクライミングシューズのソールがばっちり決まるのも嬉しい。核心は一目瞭然のジェードルで難易度は5.9~5.10aだろうか。支点はクラックから取るが登りはフェース的である。岩峰は3ピッチで正味150m程度だが眺めが最高で気持ちが良い。最終終了点は龍王岳山頂というロケーションも文句のつけようが無い。剱岳だけではなく、たまには龍王岳でも岩登りを楽しんではいかがでしょうか。
<アプローチ>
一ノ越から御山谷を下降するか鬼岳とのコルまで行って南面をトラバースする。ジェードル峰は特徴的なので直ぐにわかるはず。ジェードル峰の頭からは東尾根を辿り山頂まで登るがさしたる難所も無いのでアプローチ靴でOK
<装備>
キャメロット0.4~5までを1セット。2~3は2つあれば安心。ボールナッツを持って行けばピトンは要らない。もっと詳細な記録は2008年3月号か4月号の岳人に載っていたはず。
<快適登攀可能季節>
5月~10月 残雪があったほうがアプローチは楽かも。そして南面なので秋でも暖かいかも。
<温泉>
ホテル森の風立山、吉峰グリーンパーク
<博物館>
立山博物館:別館まんだら遊園の異空間を一度は味わってほしい。
カルデラ砂防博物館:名前から土木技術系の博物館かと思いきや、立山の自然を深く紹介している博物館。
<博物館>
立山博物館:別館まんだら遊園の異空間を一度は味わってほしい。
カルデラ砂防博物館:名前から土木技術系の博物館かと思いきや、立山の自然を深く紹介している博物館。