2015年11月4日水曜日

千石川 天ダレ谷












上市川上流の千石川は大日岳へ繋がる稜線に突上げる大きな水系である。周辺の記録は意外に少ない。天ダレ谷の地形図を見ると渓の流路が直線状で面白そうには見えない。ところがどっこい、花崗岩のスラブに登れる滝が連続し快適な遡行となる。稜線に出てから藪漕ぎして下降ポイントを探るのも楽しい。登り自体は難しくないが下降も含めて総合力が必要なルートだ。

<アプローチ>
車で上市川第二ダムまで一ノ谷まではダート道が敷かれているが、そこからは歩き。出合いは大滝になっているので分かりやすい。これは登れないと思う。右岸から巻き終えると遡行開始となる。
車が二台あれば北側に下りるとスムーズだと思う。我々は1070mピークまで縦走して二ノ谷を下降した。二ノ谷の渓相も中々綺麗。所々懸垂する箇所も有る。出合いから少し上部は天ダレ谷同様大滝になっているので、2Pほどの懸垂を要した。
ちなみに学生の頃に遡行したので自転車で現地に行った。坂道が辛かったが自転車でも可能。



富山大学から上市川第二ダムまで車で50分

<装備>
カム少々とピトン少々。フラットソールの必要は無い。ロープも1本で良い。

<快適登攀可能季節>
8月下旬~10月中旬。

<温泉>
アルプスの湯、ゆのみこ温泉

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