2016年1月15日金曜日

弥山川


















沢登りをしているというより滝を登り続ける感じの谷。どの滝の登攀内容も独特で印象深い。沢登りにしては現代的なクライミングを楽しめる。双門の滝前のチョックストン滝は多くの記録では滝中の右壁に光が差し込んでいて空へ脱出している。揚々と滝中に突っ込むと闇夜。ヘッデンを付けて弄るが出口無し。土砂で埋まってしまっていたようだ。右壁を渋い、という言葉ではマイルド過ぎる悪絶な人工登攀で抜けた。

双門の滝はゴルジュに一直線水を落としている。左壁に移る刹那、瀑流を一身に受け止めねばならない。これぞゴルジュと大滝と沢ヤの濃厚な交わり。大自然万歳。

<アプローチ>
富山からは大阪周り、名古屋周りどちらも遠い。僕らは大阪から国道309号で行った。
富山からおよそ6時間位だったかしら。下山は登山道を利用するがこれが結構刺激的な登山道で疲れる。

<装備>
カム一式(大きいサイズも有れば使える)、トライカム少々(でかいの)、ナッツ、ピトン各種、あぶみ
クライミングシューズ

<快適登攀可能季節>
8月~10月。良く知らないけど。

<博物館など>
橿原昆虫館:正統派昆虫館。蝶の放し飼いも温室もある。石川のふれあい昆虫館に似ている

天理市:日本人ならば必ず訪れるべき場所。おぢばがえりしましょう。小生は全く無信仰な輩だが本部を訪問してみた。輪唱の小唄に合わせて座りながらパラパラのような振り付けを同時多発的に舞っている。その姿に厳かな信仰を感じ深く感動した。街の若者も元気で、常人ならば目を背けたくなる汚れた沢ヤにも明るく挨拶してくれる。



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