目の前に広がる岩壁は夏の印象と変わりなかった。予想した通りフェースには雪が付いているだけで氷の発達は無い。一抹の期待を込めたルンゼも厚さ3㎜くらいのベルグラが張るのみである。緩傾斜にある藪を繋いて登ることもできなくはないが、すぐ横に容易に上がれるルンゼが高差なく通じるにもかかわらず、無理くり登るのは不条理極まる気がした。つまり、勃たなかったのである。本日これにて終了。珍しく鎌を振り回さず帰途に就いた。
じっくりと観察したものの登る価値を与えることができなかった。でも理性にうっちゃりかまして登ってみたら実は意外と楽しかったのかも。経験はすなわち色眼鏡、まっさらな自分ならどう行動しただろうか。次は強烈な寒波が来たら、次は幕岩大滝でも観に行ってみようかな。
<アプローチ>
吉野集落から林道に入り、風越山登山道の入り口に駐車する。駐車スペースはそんなに多くないが、冬場込み合うこともないと思う。風越山までは非常によく整備された登山道となっている。風越山から独標までは赤テープが振られているし、木々も大方刈り払われているので登山道のように歩ける。ただし、上部で降雪の状態が中途半端だと藪ズボがひどい。取り付かなかった理由の一つは酷い藪ズボで、壁終了から独標までの岩ズボ、藪ズボが思いやられたという点もある。幕営最適地は独標手前の台地でちょっとした樹林に囲われた平坦地となっている。岩場へは独標直下のコルから容易に下降可能。荻原沢では蕎麦粒岳中央稜というの魅力的な対象かも。
<装備>
登るならばカム一式、ナッツ少々、ピトン各種、ボールナッツ
登るならばカム一式、ナッツ少々、ピトン各種、ボールナッツ
<快適登攀可能季節>
登るならば比較的年中登れるのではないかと思う。
<博物館など>
妻籠宿:中仙道の宿場町を保存して観光地化してある。いかにもな観光地。おばちゃんの解説はさながら噺家であり職人技である。内容は非常に興味深い。そして歴史資料館も秀逸である。斜に構えて行かないのは損。
義仲館:木曽義仲の資料館。県民には火牛の計で御馴染み義仲公である。旗揚げまではこの地で育った。ここから北陸道進撃が始まったと思うと感慨深い。
寝覚ノ床:木曽川の流れと方状節理が生み出した景勝地。一見の価値あり。裏寝覚め~寝覚めまではボルダリングも可能。お勧めの課題は一斗の缶。
妻籠宿:中仙道の宿場町を保存して観光地化してある。いかにもな観光地。おばちゃんの解説はさながら噺家であり職人技である。内容は非常に興味深い。そして歴史資料館も秀逸である。斜に構えて行かないのは損。
義仲館:木曽義仲の資料館。県民には火牛の計で御馴染み義仲公である。旗揚げまではこの地で育った。ここから北陸道進撃が始まったと思うと感慨深い。
寝覚ノ床:木曽川の流れと方状節理が生み出した景勝地。一見の価値あり。裏寝覚め~寝覚めまではボルダリングも可能。お勧めの課題は一斗の缶。
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