2023年7月24日月曜日

日野川 大河内川前谷支流スギ谷












登山道がある山はよい。登山道の無い山はもっとよい。奥美濃は道路のアプローチが良いにも関わらず、国境稜線に道が無い山が多い。そんな山に突き上げる谷は地形図で魅力的に示されており、事実大いに沢登りが楽しめるのである。

スギ谷は前谷の中でも易しい沢であるが、美濃俣丸へ直接登ることができる。前谷に入り、胸までつかる小滝を登り少し歩くと入り口である。出合いからいきなり見所核心でゴルジュ状に小滝が連続する。ところで、奥美濃といえば付加体の山である。この地域は砂岩&泥岩の変成岩というのだが、水に磨かれてつやつやした見た目は火山溶岩や火砕流と一見して違いが読み取れない。珪質成分が豊富な砂岩が変成したのであろうか。泥岩の方も海谷のそれとは全然違っている。なぜこのような違いが生じるのか、そもそも本当に付加体なのだろうか。思いを巡らせる時。やはり全国の山に登るのは楽しい。谷の傾斜が一旦緩むところは水の流れが広がりサワグルミの森が広がる。夏の日差しは葉を通りやわらかになる。その光は玲瓏で希望に満ちている気がする。しみじみ山登りをやっていてよかったなぁと思う瞬間だ。あとは淡々と標高を上げて美濃俣丸へ。山頂の藪は薄くなっており眺望のよい山。日差しは強いが乾いた風が吹き抜け気持ちがいい。下山も登山道は無いのでどこかの沢を下降することになる。美濃俣丸から金ヶ丸谷へと下降して継続しても面白い。

<アプローチ>
広野ダムから日野川上流へと向かう林道へと車を走らせる。林道途中に取水堰堤があり、そこから先はダートとなる。道が悪く転回も難しいので無理せず早めに駐車が吉。日野川400m地点左岸より流入するのが前谷である。前谷480m付近左岸より流入するのが杉谷である。美濃俣丸登頂後は鈴谷川美濃俣谷を下降する。美濃俣谷は下降しやすい谷で楽勝。

<装備>
下降用に念のためロープ。磨かれているがヌメリもあるのでフェルト推奨。

<快適登攀可能季節>
6月~10月。標高は低いし長期間たのしめるのではないかと思う。

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