
筆者にとって良い登山の大きな要素は下山後のご飯がおいしい登山。この条件はエネルギー消費量が多いということであり、荷物を持って長い距離と大きな標高を獲得するということになる。従って、クライミングが楽しくても近くて「仕事した!」って感じがないと後回しになりがち。
春の滝谷は素晴らしい。しかし、標高差1500mといってもアタックは日帰りだしラッセルも殆どなく空腹指数が高くないと思い、気が向いていなかった。大雪のシーズンに前週に高温と多少の雨があった。そして土日は晴れ。高標高帯が良いものの、東面はキノコ雪と雪庇崩壊、湿雪雪崩のリスクが相対的に高い。安全にベルグラだらけの滝谷を楽しむならばこういうタイミングである。
最近埋まりにくくなっていた雄滝は久しぶりにほとんど埋まっていた。水が露出している箇所はあったが、大雨が一発入れば埋まりきるだろう。予想通り雪面が硬くラッセルが無い。お腹は減らないが楽で安全なのはやはり嬉しい。スノーコルについて明るくなり始めると氷雪をびっしり纏った壁が見え始める。ワンダフル。あとは文句のつけようのないエンクラで歓声を上げながら登る。ルート内容を調べていないので、何がなんだが先がどうなるのか分からなかったが、5時間くらいでトップアウト。ベルグラに覆われるウェットコンディションだったが、ドライコンディションでも楽しめるはずだ。場合によっては雪稜にもなるというのが興味深い。
下山してやはり空腹感があまりないことに気が付く。第四尾根を登りながらこの空腹問題の解決方法を思いついた。幕営装備を担いで尾根末端から下部岩壁も含めて登ればよいのである。これならば合理性を確保しながら仕事感を演出できる。しかも、二泊三日でB沢方面の岩場と併せて登れば更に充実するではないか。もうちょっとマイルドにして第三尾根を登り一泊二日で登るのも良さそうだ。加えて滝谷は崩壊が続いており、過去に登ったルートでも全然違う内容になっているだろう。C沢奥壁も前に見た印象となんか違う。常に新鮮な気持ちで何度でも遊べるなんて素敵である。これからも雪が多いシーズンは滝谷で遊ぶのが楽しみ。
<アプローチ>
厳冬期は涸沢西尾根をアプローチする。3月~4月は雪の安定したときを狙って滝谷を遡行するとよい。条件次第では厳冬期も滝谷遡行から取り付ける可能性はあると思う。取り付きとなるスノーコルは2700m付近、ほぼC沢奥壁といっても過言ではないところにある。はるであれば下降はD沢が近くておすすめ。
<装備>
カム一式、ナッツ、トライカム、ボールナッツもあったら使える。
<快適登攀可能季節>
12月~4月。岩が脆いので冬のほうが安全。
<温泉>
新穂高温泉なのでどこでも入ることが出来る。価格帯は高い。
栃尾の荒神の湯は良い露天風呂。体を洗う場合は石鹸を持っていこう。寒くて洗えないかもしれないけど。割石温泉まで行くのもいいだろう。
新穂高温泉なのでどこでも入ることが出来る。価格帯は高い。
栃尾の荒神の湯は良い露天風呂。体を洗う場合は石鹸を持っていこう。寒くて洗えないかもしれないけど。割石温泉まで行くのもいいだろう。
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