高鳥屋山(たかんとやま)は飛騨百山として長倉集落で親しまれている山。のはずである。以前から登ってみたい山であったが富山からの微妙な距離間、山頂へ至る沢は友達と行くには微妙であったために後回しに。やがてすべての波が重なり、チカツエ谷から山頂を目指した。
チカツエ谷の出合いは取水口までの道が続いている。ここから杓子の岩屋という播隆が修行したと言い伝えられる岩屋へ向かうこともできる。入渓すると直ぐに小さな連瀑となって滝横をてくてく登る。歩道が左岸についているが気にしないことにしよう。以後序盤から中盤は植林の中を淡々と歩く。途中で岩屋とも洞窟ともつかない謎の構造をした岩を見つけて大興奮。細長く奥まっており寝る空間は確保されていた。将来居住地に困ったらこの岩屋に入ることに決める。岩質は沢上谷と同じだが少し脆弱な感じがする。登山者も釣り人もいない静かな沢登りが続く。途中いくつか山抜けが起きて流れが変わっていた。終盤は自然林となり一層気分が落ち着く。加えて素晴らしいナメが続くので腰を下ろして緑を味わう。林道を跨ぐと渓相が源頭でぼさぼさし始めたの林道から登山道を経て高鳥屋山を目指す。林道終点の牛首から急な尾根だが楢の新緑が綺麗で気分がいい。山頂からの眺望が今一つであるが、その代わりに長倉集落で古く親しまれてきた歴史に思いを馳せるかとができる。沢登りとしての難易度は無いも同然だが半日のハイキングの充実感としては秀逸である。なにより静かな山であることが嬉しい。
<アプローチ>
下山のことも考慮して夫婦岩の駐車場を利用した。高鳥屋山の林道は基本きれいで現在も使用されているようだ。登山道へ合流する路線だけ少々草が生えているものの歩行に支障はない。登山道は下部はトラバース、コルからは急な尾根となるが地元の方が整備してくださっているのかちゃんとしている。
<装備>
多分沢靴以外特に何も要らない。
<温泉>
割石温泉<快適登攀可能季節>
5月~10月 雪が少ないので春から楽しめる。秋は他の山域も楽しいので総合的に5月が最高だと思う。
<博物館>
上宝ふるさと歴史館:民具、播隆、円空、縄文土器、郷土の偉人と筆者の大好物が揃った歴史館。岐阜県内の歴史館と比べると施設自体が新しく綺麗である。どの展示も推したいがやはり高原郷の夭折した傑物、本郷村善九郎の伝記が最大の見どころ。大原騒動における胆力のある対応はティーンエイジャーの成せる業ではない。辞世の句も秀逸。
<温泉>
0 件のコメント:
コメントを投稿