八ツ峰 V峰クラック

およそ３Pのクライミングだがその内容は秀逸。岩は花崗閃緑岩。部分的に脆いが概ね快適。
１P目は易しいフェースからブッシュまで2P目は5.8位のハンドジャムが良く効くクラック。３P目フィンガークラックからフェイス～カンテを登りⅤ峰のピークへ。

＜アプローチ＞
最も容易なのは立山駅からアルペンルートを利用し剣沢へ入山。長次郎谷を詰めてⅤ、Ⅵのコルまで。室道からⅤ、Ⅵのコルまでおよそ8時間程度。

個人的には早月尾根からのアプローチをお勧めする。山頂経由でⅤ、Ⅵのコルまで全装備を背負っておよそ12時間30分。登攀後は懸垂3回と歩きを交えてⅤ、Ⅵのコルへ下降。熊の岩はベースキャンプ地に最適。

富山大学から立山駅まで1時間、馬場島までは４５分

＜装備＞
クラッククライミングギア一式。ピトンは必要ない（と思う）

＜快適登攀可能季節＞
５月～10月。春～夏は取り付きまでに氷雪技術がアプローチに要求される。春は雪のブロック崩壊に注意。10月は降雪に備え雪山装備で望んだ方がよい。剣沢経由の場合、例年9月に入ると八ツ峰Ⅰ、Ⅱ峰間ルンゼの雪渓が不安定になるので注意が必要。早月尾根アプローチの場合、長次郎左俣上部の雪渓は８月中から割れ始める。

＜温泉＞
アルプスの湯、ゆのみこ温泉

＜グルメ＞
富山に帰る途中にある中国料理 响鈴がおいしいらしい。ほとんどしまっているので予約していくと良いとか