2015年11月12日木曜日

ジャンダルム北面フランケ














ジャンダルムとはフランス語で前衛兵という意味らしい。飛騨尾根はハッキリしない尾根で登ってもはて、どこから登ったのかしら。と感じる尾根だった。白出沢側の北面フランケには綺麗な岩峰とフェースが露出しており、場所によってはそこそこ硬い岩を楽しめる。節理は豊富でプロテクションは取りやすい。自由なライン取りで穂高を味わおう。
滝谷花崗岩は世界で最も新しい花崗岩と言われている。このジャンダルムを構成する岩は安山岩質マグマが比較的深いところで固化した岩で閃緑斑岩。常念のほうは美濃帯堆積岩になる。

<アプローチ>
3月~4月の雪の安定したときを狙って白出沢を遡行する。あるいは飛騨尾根を登り、適当なところからトラバースし取り付く。飛騨尾根下部は雪崩の危険があるため取り付くタイミングには注意した方がよい。白出沢も言わずもがな。飛騨尾根周辺の小ルンゼには小ぶりの氷が多く掛かっており魅力的だ。

新穂高まで富山大学からおよそ1時間50分。

<装備>
ひん曲がったアックスと縦爪のアイゼンが有効。岩のギア一式。登る場所による。

<快適登攀可能季節>
12月~4月。標高が高いので遅い時期まで楽しめるかも。4月に行ってえびの尻尾びっしりということもあった。

<温泉>
新穂高温泉なのでどこでも入ることが出来る。価格帯は高い。

栃尾の荒神の湯は良い露天風呂。体を洗う場合は石鹸を持っていこう。寒くて洗えないかもしれないけど。割石温泉まで行くのもいいだろう。




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