山頂直下に城塞のように岩壁を構える奥美濃の雄。その姿に憧れ冬の南尾根を辿った。ダムに沈む山村の歴史。海産の放散虫が山頂に居る偶然。ほんの少しの知識で一手一手が愛おしくなる。そんな良い山なのだ。尾根を登りきったら山頂だ。これまで見えなかった越前の山々が一気に広がり感動するだろう。
<アプローチ>
富山からはすごく遠い。温見峠は通行止め。冬なので下道の長距離運転はやめておとなしく高速利用が無難。国道303号でダム管理所分岐まで行けるがその先は封鎖されている。林道歩き。トンネルが多いのでラッセルはきつくない。尾根自体は雰囲気の良い尾根。
<装備>
スノーシューが有効。岩場を登らずに巻くラインも取れる。岩を登るのであればカム一式とピトン。寒い日で凍りもしっかりしているのであればスクリューも数本有れば良いかも。岩質はチャートだが泥岩と交互に層を成しておりボロイ。岩壁の下部西側にはアイスワールドが広がっているので、極寒の日にアイスクライミングも出来るかも。岩壁を登るのであれば日が暮れて雪の状態がよくなってから。若しくは早朝をお勧めする。
<快適登攀可能季節>
1月~2月。南面で標高も低いので寒い時期。
<博物館など>
徳山民俗資料収蔵庫:旧徳山村で使用されていた農具や生活具が保存されている博物館。係りの人が解説をしてくれる。山村の暮らしとダム建設交渉の歴史が興味深い
徳山民俗資料収蔵庫:旧徳山村で使用されていた農具や生活具が保存されている博物館。係りの人が解説をしてくれる。山村の暮らしとダム建設交渉の歴史が興味深い
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