イカズ谷は良い沢である。門の登攀は爽快なシャワークライム。それ以降はゴルジュ状ではあるもののナメと小滝がどれも登ることが出来て楽しい。イカズの大滝は現代の道具と技術ならば登ることは出来そうだ。岩は砂岩と泥岩が強い圧力を受けて変成した岩で構成されていて柔らかい。遡行内容はしょっちゅう変わりそうだ。側壁にはフィリッシュ構造という褶曲模様で彩られうっとりしてしまう。
<アプローチ>
西飛山ダムへの林道に駐車。埋まっていて殆ど機能していないダム。藪をこいで河原に下りる。フヨ谷出合いまでは河原で問題ない。筆者は電車で行ったので澄川へ下降した。イカズ谷の詰めは非常に楽で澄川への下降も容易。あとは退屈な下降だ。車で行く場合回収のためタジマ谷に下降するパーティーも有る。
西飛山ダムまで国道8号線経由で3時間くらい。高速利用ならば2時間くらいかしら。
<装備>
カム少々(要らないかも)。ピトン各種、ボルトは要らないと思うけど一応持っていくと良いかしら。それほど泳ぎは多くないのでウエットスーツは無くても大丈夫。クライミングシューズは不要。
<快適登攀可能季節>
9月中旬~10月上旬。残雪が無いときが快適だと思う。
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