2016年1月8日金曜日

大杉谷~堂倉谷

















紀伊半島の水は信じがたいほど碧い。それは紀伊山地の森が水を蓄えている為だ。と、何の客観性も無い意見が沢ヤの中でも罷り通っている。筆者はこの原因について、紀伊山地の地質に由来すると推測している。紀伊山地の地質は基本的に古い2億年~6500万年前の堆積岩である。これは強い変作用を受けており岩は大変硬い。それは花崗岩のようなマサ化が起こらない為に土砂が溜まり難いため、釜は深くなり、土砂による汚濁も少ないと考えている。もちろん豊かな森林による保水、浄化作用もあるだろう。

さて、台高きっての名渓大杉谷である。美しい水の泳ぎに登攀にゲップが出るほどの内容だ。日本で数少ない(他に有る?)登攀系大渓谷遡行を味わえる。上部の堂倉谷は変わって癒し渓。台高の最高峰日出ヶ岳を目指して詰めあがろう。

<アプローチ>
発電所に駐車して入渓。下山は登山道を利用すれば大杉谷を横目に下れる。3日くらいで登り終わって、1日かけて下山。計4日間で戻ってくることになる。

富山からだと北陸自動車道で名古屋、名古屋から紀伊自動車道を使うと思ったより早く到着する。オール高速道路利用で富山大学からおよそ6時間で入渓点。美濃加茂まで国道41号を利用して後は高速利用すると安い。

<装備>
カム一式、ナッツ少々、ピトン各種。良いクラックがいっぱいあるのでギアが良く使える。
クライミングシューズ

<快適登攀可能季節>
7月~9月。暑い時期にガンガン泳ごう。富山と違ってアブがいない。夏休みのリゾートにいかがでしょう。

<博物館など>
虹の泉:住民参加型の彫刻美術空間。話のネタに行ってみると良い。




<温泉>
奥香肌峡スメール:虹の泉に程近い高級温泉

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