2016年2月2日火曜日

犬上川 滝洞谷









沢ヤ、穴屋ならば地質図で石灰岩地帯を探した経験が有るだろう。石灰岩の谷の底は深く、側壁はオーバーハングしてさながら井戸の中に迷い込んだ気になる。それは日常から切り離された体験で感動的だ。滝洞谷は期待を裏切らない。春や秋は水が涸れて遡行は洞窟探検気分。大雨の後はシャワークライミングが楽しめるだろう。厳冬期のクライミングも静かで楽しそうだ。石灰岩の魅力はこの岩が生き物に由来するからであろう。連綿と続く命の積層をげしゃげしゃになって感じよう。

<アプローチ>
国道8号線だと福井あたりの信号連続帯で辟易する。高速利用で彦根まで行くと速い。3時間くらい。ゴルジュを抜けて水が現れてからは読図を慎重にして茶野のピークへ。そこからうっすらとした踏み跡を探して大君ヶ畑へ降りる

<装備>
カム一式、ナッツ、ピトン各種、クライミングシューズ

<快適登攀可能季節>
5月~11月。さむーい年の冬に登っても面白そう。大雨の後のシャワークライミングもしてみたい。

<博物館など>
彦根城:言わずと知れた国宝。博物館には井伊家の収蔵品が多数。勇敢に戦った赤甲冑、茶道具、湖東焼、能面と展示は多岐に渡る。どれも素晴らしいので必見。ひこにゃんは雨天時屋外に現れない。3度行ったが一度も出会えていない。近年春画で話題沸騰の月岡 雪鼎はこの辺の出身。足跡を辿ろうとしたが、作品が散逸しており不可能だった。

芹谷:フリークライミングの岩場。シーズンは賑わっているようだ。ダイアモンドダストが印象に残っている。

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