南アルプスの好ルート。左俣も右俣も大きな滝が続き当然面白い。氷の形状は限界があり、凍った滝やツララは結局どこも同じになりがち(Helmcken Fallsは凄いけど)。となればあとはスタイルや風情の問題である。塩沢の支流にあるゴルジュは素晴らしい。側壁は高く反り返っていて海外のスポートミックスクライミングエリアのようだ。そして壁にはボコボコと謎の窪みも散見され不気味で地球外生命体の体内に入っていくような気分。そのゴルジュに一筋の脱出口、一条の氷。まさしく最高のロケーションの一つである。氷の高さが100mくらいあったら最高だけど。
理想のロケーションをもう一つ。
大寒波が日本を襲い東京都心ではビルの貯水槽と水道管が各地で破裂。あふれ出した水は直ぐに凍て付き、コンクリートジャングルは忽ち氷の城塞となる。水道局も不測の事態に対応が遅れ、氷は発達するばかり。僕は残り少ない有給休暇を取って始発の北陸新幹線かがやきに乗り、通勤ラッシュを掻き分け六本木まで行く。六本木ヒルズ森タワー。IT長者とセレブを横目にいつもの週末のようにギアを準備し登り始める。勿論、窓を傷つけたり、業務の邪魔にならないよう登攀ラインはカンテ沿いに取る。高差約200m,地上53階の森美術館へフェアな手段で辿り着き、オフィスレディーに一杯お茶を頂いて颯爽と館内へ向う。「お客様、恐れ入りますが、館内でのアイススクリューの携行は認められておりません。」
早く来ないかな。大寒波。
<アプローチ>
安房トンネルから木祖方面へ。権兵衛トンネルを通って高遠まで行く。そこから戸台方面へ。戸台ならば富山からむちゃくちゃ遠くはない。4時間くらい。年末年始に嫌というほどラッセルした後、気分転換にいい。
<装備>
アイススクリュー8本~10本くらい。
<快適登攀可能季節>
1月~2月。良く知らないけど年末年始も凍っていることも有るらしい。雪が多いと埋まってしまう滝もある。
<温泉>
高遠温泉さくらの湯:地域密着型温泉。確か食堂もあった。
<グルメ>
ソースカツ丼:何気なく食堂で頼んで聞いたらソースで煮込み漬け込み派、漬けない派とキャベツを敷く派、敷かない派があることをはじめて知った。あとロース派、ヒレ派と有るそうだが近年どの店も両方用意している模様。伊那周辺はソースで煮込まずキャベツを敷く派。
高遠温泉さくらの湯:地域密着型温泉。確か食堂もあった。
<グルメ>
ソースカツ丼:何気なく食堂で頼んで聞いたらソースで煮込み漬け込み派、漬けない派とキャベツを敷く派、敷かない派があることをはじめて知った。あとロース派、ヒレ派と有るそうだが近年どの店も両方用意している模様。伊那周辺はソースで煮込まずキャベツを敷く派。
0 件のコメント:
コメントを投稿