2017年7月19日水曜日

備後川支流 大谷











備後川大谷ほど、沢登りの魅力が短く詰まっている谷を他に知らない。序盤では泳ぎを楽しみながらシャワークライミングを満喫し、左俣へ入れば豪快な大滝と連瀑に圧倒される。この連瀑は殆どが快適に登る事が出来るのが嬉しい。最後には美しいナメ床と釜を持った美瀑が柔らかに迎えてくれる。下山は藪漕ぎは殆ど無いまま作業道へ抜ける。ここから林道入り口への下山は驚くほど早くて楽だ。これほど安易で楽しい沢登りを沢経験の初期で覚えてしまっては、忍耐を要求される北陸の沢へは入れなくなってしまうだろう。富山周辺の沢を登りこんでから訪れる事を推奨する。

<アプローチ>
国道425号から備後川林道へ。車で大谷出合いまで問題なく入れる。美味しいところだけ楽しむならば、標高720m付近で遡行を切り上げ、884.9m三角点から南西に下降する仕事道を利用して下山する。足並みが揃っていれば、朝に出れば昼過ぎに十分下山可能だ。
富山からは大阪周り、名古屋周りどちらも遠い。紀伊自動車道が出来て名古屋周りのほうが早いかもしれない。富山からおよそ6時間位だったかしら。

<装備>
念のためカムとピトン少々。それなりの装備を持って行けば流芯を攻める事は可能と考えられる。

<快適登攀可能季節>
5月~10月。この土地の季節勘がないので良く知らないけど。

<温泉>
きなりの湯:下北山スポーツ公園にある温泉。入湯料600円。広い休憩所を備え食堂も併設しており賑わっている。

<食事・買出し>
ヤマザキショップとJAショップがある。生鮮食品もここで買出し可能。どちらも9:00~19:00までの営業時間なので残業する場合は注意である。JAショップ横にある花川という食堂も美味しい。


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