五龍岳の前衛峰である白岳の東面には第一尾根~第三尾根まで命名された雪稜が存在する。2216m峰東璧を有する第一尾根、キノコ雪を連ねる第二尾根は八方尾根からも目を引き魅力的だ。筆者らは2216m峰東璧から第一尾根を登り、五龍岳の割菱へと継続する計画で第一尾根へと向った。結果、期待した東璧のコンディションが思わしくなかった為、上部の雪稜のみ楽しんだ。上部の雪稜はすっきりしており快適そのもの。下部から忠実に尾根を辿った場合にも、さしたる困難は無いであろう。岩壁を登らないのであれば、残雪期には初心者連れでも静かな雪稜登攀が楽しめるはずだ。岩壁の美味しいラインは明瞭な1本のみ。ベルグラが発達した好機を掴む事が肝要なのだろう。東面なので賞味期限は短いと予想される。雪質と氷の発達を窺う、水との駆け引きが醍醐味の壁だ。
<アプローチ>
平川谷を詰めるか、遠見尾根を登り白岳沢へ下降する。冬季~積雪期において遠見尾根から下降する場合、北東面を下降する事になるため、雪崩の危険性は谷を詰める場合と比べてもあまり緩和されない。雪が安定したタイミングで平川谷を詰めるのが無難と推察する。
<装備>
雪稜のみの場合はスリングのみでOK。壁を登る場合はスクリューが必要になると思う。
<快適登攀可能季節>
2月~4月。積雪量にもよるが尾根のみを登る場合は4月まで楽しめそう。2216m峰東璧を登る場合は2月~3月上旬がよさそう。
<温泉>
みみずくの湯:日本有数の強アルカリ泉です。周辺の温泉は有名。入って損は無し。
倉下の湯:みみずくの湯を含む白馬八方温泉とは源泉が異なり、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。価格も同じ600円なので気分応じて入り分けられる。
猫鼻温泉:小谷村北小谷湯原にあるアットホーム、というより最早ホームな温泉。500円で1日何度でも入浴可能で、台所で自炊もOK。山菜やキノコ、岩魚を取ってきたら調理して食べられる。近所の方が絶え間なく居るので、楽しくおしゃべりできるのも魅力である。源泉は姫川川原より湧出しているそうだ。
<グルメ>
グリンデルというレストランのベーコンステーキが秀逸。小洒落た雰囲気だが、汚い山ヤが居ても違和感無く食事が出来るのは白馬ならでは。白馬駅近くのおおしもはカレーライスの量が凄かった!ききょう屋という寿司屋の焼魚定食もおいしい。
<博物館>
富山への帰りしな、糸魚川有るフォッサマグナミュージアムは素晴らしい。ここでは石の鑑定も行っているので、山で見つけた気になる石を鑑定してもらおう!(一人10個までです)
倉下の湯:みみずくの湯を含む白馬八方温泉とは源泉が異なり、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。価格も同じ600円なので気分応じて入り分けられる。
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<グルメ>
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