旅はいいものだ。見たことのない景色、出会ったことの無い人と文化に触れる度にそう思う。しかし、旅には目的が必要だと思う。観光地を巡って消費するだけの旅は全体の印象が薄くなってしまい何だか味気なく、出逢いの心象は弛緩したものとなってしまう。確固とした目的があることで、その手段となった旅に対する感受性が涵養され、出会いに滋味に富んだ解釈が生まれる気がするのである。
その点、フリークライミングは目的として最高だ。山登りが目的の場合、多くのリスク管理を必要とするため時間と頭が目一杯になることが多いが、フリークライミングならば余裕がある。さらに、登山対象となる山は無くても岩は世界中にあるのだ。筆者は岩登りを激烈に嗜好するわけでもないのだが、旅のきっかけとして楽しんでいる。
中国南西部の雲南省その山あいにある村である黎明には大規模な砂岩の岩場がある。岩は素晴らしいクラックが発達しているため、トラッドクライミングに最適だ。フィンガー~ワイドまであらゆるサイズのクラックが幅広いグレードで多数存在している。ここのクラックはインディアンクリークのように同じサイズがずっと続くのではなく、狭くなったり大きくなったりする。と、ユタ州から来たアメリカ人が言っていた。筆者の活動する中部地区には砂岩自体があまり存在しないので、この砂岩の岩壁を見ただけで無茶苦茶感動した。4月から5月の日本の大型連休期がクライミングシーズンという点も会社員にはありがたい。
町から千亀山へのトレッキング、各谷へのトレッキングも面白い。クライミングを少ししかやらない人でも黎明に訪れる価値は十分にある。お隣さん、中国への旅いかがでしょうか。最近日本は迎えるばかりだしね。
<アプローチ>
まず、重要な事は中国ではGoogle、Yahoo、LINEなどは一切使えないという事である。メールの受信すら不可となる。その他SNSなども一切使えない。日本で百度、微信などの中国で使用可能なアプリをインストールしておこう。
昆明長水国際空港から寝台列車で麗江へ、或いは仁川、香港などの空港から麗江三儀空港へ行く。麗江からは乗り合いバスで黎明へ向う。寝台列車を使用する場合C-Trip(trip.com)から座席ネット予約が可能である。ここで予め予約しておけば中国語での説明が必要ないので非常に有効だ。寝台列車内に車内販売があるが、基本カップラーメンしかない。お湯が出るので乗客は皆食べている。麗江のバスの乗り場はホテルで尋ねればわかる。我々は親切なホテルの方に現地まで送っていただいた。乗り合いバスと言っても、ただの中国車のバン。黎明までは大体3時間くらいで到着する。帰りもこのバンに乗って帰る。途中の町の市場で休憩したり買い物をしたりできる。
黎明にはいくつかホテルがあるが、クライマーにはホテルは千里之外(faraway hotel)がお勧めである。
ここでは最新のトポの在庫が常に置いてあるし、The Guardian valleyなど車がないと遠いエリアへは無料で車で送ってくれる。加えて英語でのコミュニケーションが可能だ。二人部屋で1泊50元程度だったと記憶している。部屋の予約はメール、C-trip(trip.com)どちらからも可能。部屋のクオリティは程々。Wifiも飛んでいる。
朝晩の食事は黎明の食堂でとても美味しい食事が安く味わえる。四川系の食事なので基本脂っこくて辛い。メニューは存在せず、食材を指差しで適当に調理して貰う形式なので、食べたい料理の中国語発音を覚えておいたほうが良い。食料品や日用品は売店が幾つもあるので困らない。なので、日本から食糧を持ち込む必要は無い。こういった商店と食堂では一切英語が通じない(One,twoすら)ので頑張る必要がある。
黎明の夜は暗い。唯一のナイトライフは広場で行われる少数民族音楽に合わせた踊りだ。夜、クライマー以外の観光客は全員この広場に居ると考えて間違いない。
黎明の町にはATMがあるので、VISA,Masterなどクレジットカードキャッシングで現金は下ろすことが可能。商店や食堂ではクレジットカード支払いは不可だった。
昆明長水国際空港から寝台列車で麗江へ、或いは仁川、香港などの空港から麗江三儀空港へ行く。麗江からは乗り合いバスで黎明へ向う。寝台列車を使用する場合C-Trip(trip.com)から座席ネット予約が可能である。ここで予め予約しておけば中国語での説明が必要ないので非常に有効だ。寝台列車内に車内販売があるが、基本カップラーメンしかない。お湯が出るので乗客は皆食べている。麗江のバスの乗り場はホテルで尋ねればわかる。我々は親切なホテルの方に現地まで送っていただいた。乗り合いバスと言っても、ただの中国車のバン。黎明までは大体3時間くらいで到着する。帰りもこのバンに乗って帰る。途中の町の市場で休憩したり買い物をしたりできる。
黎明にはいくつかホテルがあるが、クライマーにはホテルは千里之外(faraway hotel)がお勧めである。
ここでは最新のトポの在庫が常に置いてあるし、The Guardian valleyなど車がないと遠いエリアへは無料で車で送ってくれる。加えて英語でのコミュニケーションが可能だ。二人部屋で1泊50元程度だったと記憶している。部屋の予約はメール、C-trip(trip.com)どちらからも可能。部屋のクオリティは程々。Wifiも飛んでいる。
朝晩の食事は黎明の食堂でとても美味しい食事が安く味わえる。四川系の食事なので基本脂っこくて辛い。メニューは存在せず、食材を指差しで適当に調理して貰う形式なので、食べたい料理の中国語発音を覚えておいたほうが良い。食料品や日用品は売店が幾つもあるので困らない。なので、日本から食糧を持ち込む必要は無い。こういった商店と食堂では一切英語が通じない(One,twoすら)ので頑張る必要がある。
黎明の夜は暗い。唯一のナイトライフは広場で行われる少数民族音楽に合わせた踊りだ。夜、クライマー以外の観光客は全員この広場に居ると考えて間違いない。
黎明の町にはATMがあるので、VISA,Masterなどクレジットカードキャッシングで現金は下ろすことが可能。商店や食堂ではクレジットカード支払いは不可だった。
<装備>
フリークライミング用具一式。トポはネットでも購入可。https://exploreclimbrepeat.com/
<快適登攀可能季節>
ベストシーズンは3月~5月だそう。11月~2月は寒いけど日向はいいらしい。それ以外のシーズンはモンスーンの影響を受ける雨季となり適さない。
<快適登攀可能季節>
ベストシーズンは3月~5月だそう。11月~2月は寒いけど日向はいいらしい。それ以外のシーズンはモンスーンの影響を受ける雨季となり適さない。
<博物館など>
昆明市博物館
昆明市内には反日の香りが漂っている。それはかつて、第二次世界大戦時に日本軍との戦闘のための空軍基地があったからだ。アメリカ軍と中国軍の連合部隊でその名も「FLYING TIGER」。昆明市博物館ではFLYING TIGERが常設の大きな展示となっており、反日教育の拠点となっている感がある。定期的にFLYING TIGERの功績を称えるイベントを催しているようだ。博物館にはそのほか、美術品や沈没船からの遺品などを展示している。科学系の展示が少ないのが残念であった。
麗江古城:世界遺産である。千と千尋の神隠しの町並みモデルとなったとも言われる不思議な城下町。商店は勿論、仏教と道教が混合した仏画やお城もあり見所満載である。個人的には城の周りに沢山置いてある盆栽に感動した。盆栽も純粋な日本文化ではないのだと改めて感じた次第である。なお、ここで土産を購入すると高くつく。古城外でも大体同じものが安く売っている。
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