忙しい現代人には小さくても面白い山は貴重ですよね。飛騨川の飛水峡周辺は浸食されやすい地質なのか、水量が少ないにも関わらずゴルジュが発達している。富山にはこんなの無い。羨ましいなぁ。人生とは持つ者、持たざる者によってデバイドされ不公平で理不尽なんだなぁ。それでも、前を向いて歩いていく。
よって、活動石作谷を訪れた。入渓を前にして少々林道を歩く。川に泳ぐ魚はアブラハヤなのだろうか、背中からは全然わからないが沢山泳いでいるのが印象的である。入水するとすぐさまゴルジュになる。水量が乏しく圧迫感がないのでお気楽バイブスで進行可能だ。圧倒的なゴルジュを快適に越えたのちに美しい連瀑帯となる。流石にこれは登れないので右岸から巻いたが、遊歩道?送電線巡視路?謎の道が現れてそれを利用する。ただ、雪に鍛えられていないブッシュは脆弱なので掴む前には入念にチェックしよう。以降はこの道を傍目に進んでいく。渓相は美しいし小滝登りは楽しい。登り終えてから下山に使用する室生兼屋という山は大変良い山で二度おいしい。
ネガティブな感情なしにヒャハーできる明るい谷だ。ちょっと遠いけど前向きグルーブで乗っていきたい時にはお勧め。
<アプローチ>
石作谷林道は入り口にゲートがある。ここは鍵がかかっておらず空けて入ることが可能。車高の高い車ならば終点まで行ける。道幅が狭く路肩駐車できる場所は限られる。谷を詰めると林道と合流する。稜線の北側を通っているが室生兼屋(678.6三角点)の東側コル手前で消失する。うっすらとした道を辿り、コルへ到達するともう少しはっきりした道となる。これを歩いて室生兼屋山頂へ向かう。山頂からの登山道を利用するが分岐が1点あり分かりにくい。境界分岐杭が打ってあり、稜上を指す「体育館」という杭と「林道」を指す杭があるところから林道へと降りる。筆者は興味本位で稜上の体育館方面へと降りたがこちらは歩きやすく特に問題は無かった。
<装備>
沢慣れしていればロープは要らない。
<博物館など>
<快適登攀可能季節>
4月~11月。標高は低いし長期間たのしめるのではないかと思う。
<博物館など>
日本最古の石博物館:地球岩石の成り立ちを学べる。怪しげな外観に反し、ちゃんとした科学館だ。レッキー君と地球の歴史を旅しよう!ただし、日本最古の石の称号は新たに発見された島根県の石に奪取されている・・
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