甲斐駒ヶ岳は富山から遠いけどもクライミングも沢も楽しめて遊び甲斐のある山である。しかも雪が少ない地域なので北陸よりもずっと早く沢登りをスタートできる。
桑木沢は日帰りで楽しむピリリと辛い沢。序盤は小さな滝は登れるが大きな滝はうまい具合に巻いて登る。1350mを過ぎてからの後半の方が巻きを含めた登り方や沢への復帰方法など判断に惑うことが多い。富山近辺の沢とは雰囲気が違うので難しく感じるが周囲の環境をよく見て登りたい。日帰り沢としては内容も豊富で秀逸である。富山から日帰りで登るのは厳しいので他の易しめの沢と組み合わせたり、瑞牆クライミングと抱き合わせにしたりして訪れてはどうだろうか。
<アプローチ>
林道のダートが始まる手前のキャンプ場のある堰堤スペースに駐車する。走破性のある車なら林道を進めるが、ゲートが割と近くにあるので意味がないと思う。桑木沢へ向かう林道を歩いて堰堤が終わるところから入渓する。本流出合いからもゴルジュとなっていて登って楽しいことが後で発覚してちょっと後悔した。登山大系には沢沿いに遊歩道があるということになっているが廃道化している。下山は黒戸尾根が楽。
<装備>
カムワンセット、ピトン各種。ラバーでもフェルトでも登れると思うが、ラバーの方が登り易いかも。クライミングシューズは要らないと思う。
<快適登攀可能季節>
6月~10月
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