冬の上の廊下周辺ほど山らしい場所はそうそう無い。薬師の東面はスッキリとした雪稜が幾筋も伸びている。一見して一番難しそうな第2稜だったが、スタカットしたピッチは3Pでさほど困難ではなかった。でもそんなことはどうでも良くて、深い山でモゾモゾする出来るお勧めの場所なのです。
薬師東面を登り、スバリ岳西面、針の木西面を登り大町へ抜けるのも魅力的な計画だろう。
<アプローチ>
入山場所はいくらでも考えられるので割愛する。2稜は立石から取り付くので、高天原で岩苔小谷を横切って下降するか、高天原峠から立石に伸びる尾根が最短となる。赤牛岳を踏んでから下るのも良い。我々は飛越トンネルから入山し雲の平を経て後者の尾根からアプローチしたが、藪と細い岩稜で以外に時間が掛かった。
飛越トンネルの場合、打保の集落まで車が入る。そこから徒歩でトンネルまで。一切除雪されていないのでラッセルがきつい。富山大学から打保の集落まで1時間40分。
飛越トンネルの場合、打保の集落まで車が入る。そこから徒歩でトンネルまで。一切除雪されていないのでラッセルがきつい。富山大学から打保の集落まで1時間40分。
<装備>
薬師東面であれば特別の岩のギアは必要ない。スリングを各自6本あれば十分。ピッケルも攻撃的なものは必要ない。緩やかな山なのでスノーシューが有効。
<快適登攀可能季節>
12月下旬~5月上旬。
<温泉>
割石温泉(神岡に下山する場合)
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