戸隠山東面にはビジュアルが魅力的な雪稜が多い。といっても、登れば永延と続く土木工事のような掘削作業に辟易するのだが。本院岳ダイレクト尾根は適度な嫌らしさと苦労がずっと続く尾根で、これまで登った雪稜の中で楽しさは群を抜いている。中だるみは一切無い。雪の多寡によって核心部は変わってくると思う。縦走して八方睨から下降することをお勧めする。富山からは高速を利用すると結構近い。ぜひ取り組んでほしい。
<アプローチ>
上楠川の林道入り口へ駐車。除雪の邪魔にならないように心がけよう。車上荒らしが発生しているようなので気をつける。八方睨から奥社へ下降して車を回収する。歩いていってもそれほど問題になる距離ではないと感じた。里が近いので山深さは感じない。雪稜クライミングジム。
上信越道利用ならば入山口まで3時間ほどで到着する。帰りは国道8号から18号経由でもしっかり除雪されているだろう。
<装備>
スコップは登攀具として必須。キノコ崩しはもちろん、段差を乗り越す時にはピッケルよりも安定感がある。藪が発達しているのでスリングだけで良い。イボイノシシもあったら使うかもしれない。上部はペナペナの藪になるので落ちたくは無い。
<快適登攀可能季節>
2月~3月上旬。
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