県西部の山で最も印象的な形の山は袴腰山だと思う。庄川や砺波から眺めると、こたつ台にそっくりな台形が目立ち一目瞭然である。県内では春のシャクナゲ群生地として親しまれている。一般的な登山口は歩いてすぐ山頂へ到達できる場所にあるので、元気のある登山者にはやや物足りなく感じるかもしれない。近年は登山ブームの影響かこの駐車場は満車が多いとも聞く。
体力が有り余っていたり、混雑な苦手な方には山田川を遡って山頂へ至ることをお勧めしたい。内容は沢登りというよりも沢歩きが殆どである。上流部でちょっと渋い小滝が出てきても簡単に巻くことができるので、沢靴以外の装備は必要ない。稜線も豊かなので春の山菜取りのコースとして最適かもしれない。
ところで、県内に山田川ってどうして複数あるんだろう。大きなものでは八尾にも山田川があるし、小河川でも幾つかあったような気がする。確かに山も田も多い地域だけどはて?
<アプローチ>
右俣と左俣が分かれる手前の橋の袂に駐車する。下山は左俣を下降するか、1068m付近から北に延びる送電線巡視路を利用する。この送電線巡視路は夏季藪に覆われることがあるので油断ならない。春秋は大丈夫だと思う。
<装備>
何もいらない。
<快適登攀可能季節>
6月~11月。北面だから雪は残り易いかもしれない。
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