富山から遠い足尾の中でもウメコバ沢はちょっぴり遠くて億劫。帰りの運転も長いしなぁ~となったらジャンダルムで遊ぶのがいい。ジャンダルムの明確な概念図というのは現状流通していないそうだ。ジャンダルムには中央壁、右壁があるそうだが筆者も良く解っていない。有難いことに大体登れそうなところを行ったら、30mくらいでハンガーボルトの終了点があるの。左ルートの取り付きは浅い凹角から。ハングに抑えられた箇所を右にトラバースする。続くもう一ピッチで壁中の大スラブと呼ばれる領域に達する。ここは中央壁のルートが合流する地点であり、左右にずれることですべてのルートが楽しめる。大スラブ地帯は直上ルートを登ったが、ダブルクラックのスラブがとても面白い。最後の岩峰はげんこつ岩や拳岩と呼ばれている。時間の都合で左から簡単な凹角を登ったが、直登もできるそうだ。クライミング終了後の下降も整備されており、15分で取り付きに戻ることができる。アプローチが容易で終了点のみ明確化されている整備の距離感がとてもありがたい。地元の有志の活動が栃木クライマーのレベル向上につながっているのだろう。
ウメコバ沢のルートは長く難しいものが多い。ジャンダルムは少し短いけど各ピッチの充実感はウメコバ沢と同等である。大人のジャングルジムと思って観光と合わせて気軽に訪れるのが吉。
<アプローチ>
富山からは言わずもがな遠い。柏崎から一旦国道へ降りて小千谷ICより沼田へ。更に県道を使って山を越えて国道122を経て銅親水公園駐車場へ。そこから工事中の林道を歩いたのち、登山道と化した旧林道を歩く。工事中の林道だが先々観光用道路としての活用が検討されているようなので今後の動向は注視したい。ジャンダルムはアプローチで最初に現れる岩場で分かり易い。適当に踏みあとを辿って取り付きまで行き、登り切った後は赤テープと踏みあとを頼りに歩きと懸垂(懸垂用FIXあり)で下山する。
<装備>
4番までのカムをワンセットで何とかなる。+αで持つならば1番以下が有効。ピトンは使用しなかったが有ったら使えるかも。
<快適登攀可能季節>
多分年中楽しめる。
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