乳川谷の中沢はオーソドックスな沢登りで無理なく餓鬼岳へ登ることができる。中沢を登るに際して技術的な核心は南沢~北沢と合流点までだろう。巻き道は割合分かりやすく沢登りに慣れていない人も大丈夫だと思う。中沢の入口は広い河原となっている北沢とは対照的な藪っぽい感じである。森の中を時々現れる小滝で遊ぶ。東向きで午前中は大変明るく気分がいい。ケンズリへと向かう沢は水が枯れているが明らかに難しそう。普通の人はケンズリに入らず左へ向かうだろう。あとは体力勝負の詰めである。
<アプローチ>
乳川谷の右岸側の林道に駐車する。左岸より右岸側の方が道が整備されており、地図の登山道マークは実は林道で車高が高ければ走れる。標高1060m付近の橋が崩落しているのでそこが広場となっており車で入れる最奥となる。沢内に泊れる場所はあるが、遡行が速いのであまり幕営する意義を感じない。下降は南沢が最短路であるが餓鬼岳の山頂を踏んで釣魚沢を下降するのも良いだろう。釣魚沢は上部が崩壊しており、下降点には注意がいるが降り込んでしまえば難しい個所は無く早く戻れる。幕営も随時可能で森の雰囲気が良く気持ちいい。
<装備>
沢慣れしていれば何もいらない。上部はぬめるのでフェルトの方がいい。
<快適登攀可能季節>
6月下旬~10月。雪が少なく標高も低いのでシーズンは長い。ただし、乳川谷の水量は多めなので注意。
<温泉>
すずむし荘:単純弱放射能温泉(ラドン温泉)でさっぱりとしたお湯。内湯、露天ともに綺麗で快適である。
すずむし荘:単純弱放射能温泉(ラドン温泉)でさっぱりとしたお湯。内湯、露天ともに綺麗で快適である。
0 件のコメント:
コメントを投稿