2015年12月1日火曜日

板取川 松谷洞











奥美濃の谷は川浦谷が全国的に有名だ。本谷、海ノ溝谷どちらも泳ぎ系のゴルジュで滝の登攀は少ない。一方、松谷洞は登ることが出来る滝がいくつも現れる奥美濃きっての楽しい沢だと思う。大きい滝もあるので登り応え十分だ。硬い流紋岩質の滝はプロテクションも良好で思い切って登れるだろう。

<アプローチ>
富山からはやや遠い。下道で高山からせせらぎ街道(県道73号)経由で郡上まで。さらに国道256号を使いタラガトンネルを抜けて発電所に駐車。入渓点が民家が非常に近いので少し注意しよう。
適当な地点まで遡行し東側の葛レ谷を下降するとスムーズに周遊可能。葛レ谷はそれほど難しい下降ではない。

フクベボルダーに近いのでボルダリングと組み合わせると充実した週末となる。お勧め。
入渓点まで富山大学からおよそ4時間。

<装備>
ほぼ総ての滝が直登可能。日帰りで楽しむ沢なので岩のギアを多めに持って積極的にシャワークライミングしよう。ヌメリが厳しい場所もあるのでフラットソールは使用しないと思う。

<快適登攀可能季節>
6月~10月。あまり概念が無いので何とも言えないけど、年中楽しめそう。筆者は6月下旬に遡行した。

<博物館など>
洞戸円空記念館:円空は高賀山で修行をしたといわれる。縁の地に数多く作品を残した。虚空蔵菩薩、狛犬など後期の名作が多い。高賀神社では円空直筆の歌集も発見されいる。山頂への登山道の途中には修行に使われた岩屋がある。円空好きには堪らないスポット。

モネの池:洞戸の神社の入り口にある美しい池。ここ一年で急激に注目されるようになった。日中は無茶苦茶混むので早朝がお勧め。次は蓮の花が咲いたときに訪れてみたい。



大滝・縄文鍾乳洞:郡上郊外にある鍾乳洞。普通に廻ったら一周するのに20分くらいかかる大きさである。洞内にある30mの大滝は凄い。観光地化されていて入場料1300円とお高いが訪れる価値は十分ある。

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