2016年1月12日火曜日

宝剣岳 中央稜














厳冬期の宝剣岳東面は他の東壁の例に漏れず大量の雪に覆われる。ベッタリと雪の付いたタイミングに登れば冬期登攀しているなぁーと体力の消耗で感じること必定である。傾斜は強いものの節理は豊富で安心して突っ込むことが出来る。クライミングの内容もすこぶるいい。そして終了点が山頂という幸せ。雪を払いながらのクライミングは時間が掛かかる。アプローチは上松尾根を利用し残業対応で登攀に臨みたい。

<アプローチ>
上松尾根を利用する事をお勧めする。厳冬期なら場所柄くそラッセルになることは少ないと考えられる。前日深夜に出発すれば入山日に一本登ることも可能。幕営場所は玉ノ窪小屋陰にテントを張ることが出来る。風当たりは強め。
ロープウェイを使うと登山の趣も無いし、お金は掛かるし、時間を気にしないといけないし、体力は低下する。などなど善くない事が多い。標高は自分の脚で上げよう。

安房トンネルから木祖方面へ。国道19号線に合流後、敬神の滝小屋前ゲートに駐車。あるいは、高山から国道361号線を利用して国道19号。後者は有料道路区間が無いのでお買い得。

<装備>
カム1.5セット(大きめサイズを多め)、ナッツ少々、トライカム少々

<快適登攀可能季節>
11月下旬~5月。良く知らない山域だがこれ位の期間は快適そう。

<博物館など>
妻籠宿:中仙道の宿場町を保存して観光地化してある。いかにもな観光地。おばちゃんの解説はさながら噺家であり職人技である。内容は非常に興味深い。そして歴史資料館も秀逸である。斜に構えて行かないのは損。

寝覚ノ床:木曽川の流れと方状節理が生み出した景勝地。一見の価値あり。裏寝覚め~寝覚めまではボルダリングも可能。お勧めの課題は一斗の缶。

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