2016年7月19日火曜日

熊野川本流













豊饒の渓である。その長い流域中に堰堤などの人工物は皆無で山に入ったことを深く感じる事が出来る。原生林の植生は多彩で温かみのある森が続く。渓相は飛騨帯らしい岩がゴロゴロしており、釣りの好ポイントを作り出している。稜線の藪もかわいい物で、嫌気が差すほどではない。遡行も難しくは無いので、初心者同士でも渓の魅力を体感できるだろう。ハコ滝手前までならば家族でキャンプするのもよいかもしれない。泊まりでゆったりとこの沢の夜を楽しみたい。

<アプローチ>
稜線へ詰めあがるとなると、車が二台必要な上、有峰林道料金を合計3回分支払わねばならない。祐延ダムのゲートに一台デポして、高頭山登山口から導水管の最上部まで歩き、三枚滝方面へ降りて入渓。稜線から祐延ダムへ下降する沢を適当に下降すると、祐延ダム湖畔を歩くことが出来る。車の手配が面倒な場合は同ルート下降、あるいは山越えで長棟川方面に下降するのも面白い。

<装備>
ハコ滝(一番最初の滝)右壁を登るのであればロープとカム。登らない場合は念のため30mくらいのロープがあれば安心。

<快適登攀可能季節>
6月~9月。岩魚と遊ぼう。

<温泉>
亀谷温泉白樺ハイツ

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