2020年8月5日水曜日

大明神山





富山県には登山道が無いものの登りたくなる山はたくさんある。特に黒部川下ノ廊下右岸の山々なんか気になるピークがいくつも並んでいる。突坂山の池がある地帯なんか猛烈に気がかりだ。

片貝川流域の大明神山は富山県マイナーピーク群の中でも比較的登り易いといえる。毛勝山の陰に隠れて話題に上がることは少ないが、その霊験あらたかなる名前には惹かれるものがある。藪山が最も登り易くなる残雪期がねらい目である。筆者らも例にもれず快適な登山を楽しんだ。どっしりとした山容どおり山頂はなだらかで絶頂感はやや薄かった。やはり、三角点のある藪山は無雪期に沢登りスタイルで登って三角点を探すのが面白い。次は小沢から山頂を狙うとしよう。

時間をかけてでも県内の名称が記載されている山頂をすべて無雪期に登ってみたいものである。あ、山ノ神尾根もいい名前だから外せないね。

<アプローチ>
残雪期だったので阿武木谷から大明神沢を詰めて稜線から登頂した。大明神谷は雪崩、ブロック崩壊のリスクが高い谷なので気分は良くない。宗次郎谷からも登れるだろうが、状況は大差ないと思う。積雪期は第四発電所や片貝山荘から登るといいと思う。

<装備>
残雪期、積雪期は基本何もいらない。

<快適登攀可能季節>
無雪期は小沢から、残雪期は大明神沢から、積雪期は片貝山荘からと年中登れる。

<博物館など>
魚津水族館:歴史有る水族館で主に県内に生息する魚を展示。こじんまりとしているが魅力的な水族館。可愛いPOP解説も面白い。
魚津埋没林博物館:でっかい木が沈んでいるだけなのだが、なぜか趣がある。

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