2016年5月9日月曜日

宇賀渓 蛇谷








明るく登って楽しい滝が続き、健康的な沢登りを楽しめる。上り詰めた竜ヶ岳は鹿害のせいだろうか、開けた山で気持ちがよい。どの滝も簡単に巻くことが出来るので沢慣れしていない人にもお勧めできる。篤志家は総て水流シャワーに臨むも由。

下部の沢筋は貫入した花崗岩、標高650m付近から接触変成岩が見られ初め、上部は種類豊富な堆積岩帯となる。ちっぽけな流域に多くの岩石が見つかる。火山の山もいいが、付加体の山もいい。

<アプローチ>
宇賀渓の有料駐車場は避けて下の無料駐車場に止める。暫く林道を歩き、ホタガ谷出合いから本流を歩く。蛇谷出合いは本流の顕著な滝との合流点である。竜ヶ岳からはいくつか有る登山道のどれかを利用する。
富山からだと北陸自動車道で名古屋まで、名古屋から東名阪自動車道を使い桑名インターまで。高速道路を総て利用すると思ったより早く到着する。オール高速道路利用で富山大学からおよそ4時間半くらい。滋賀からは国道421号線を利用。綺麗な国道である。

<装備>
攻めなければ、特にいらない。ロープとパッシブを適当に。

<快適登攀可能季節>
5月~11月。

<博物館など>
藤原岳自然科学館:いなべ市が運営する科学館。規模は小さいが、鈴鹿山脈の自然がコンパクトに纏まっており楽しい。入館料は無料。

<温泉>
阿下喜温泉 あじさいの里:綺麗な日帰り温泉で食堂も併設。泉質は塩基性単純泉でぬめる。鈴鹿は断層隆起の山である。水が破断面の負電荷帯を移動しH+が固定されて塩基性に傾いたのだろうか。

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